そもそも、出会い系サイト・お見合いサイト・結婚相談所の「交際」の定義は何?
サクラ会員が介在するサイトは当然論外ですが、交際率を掲げている多くの出会い系サイト・お見合いサイト・結婚相談所では、分子となる
- 交際した人の人数
- 交際したカップルの数
の交際した人の数をどうやって定めているのでしょう?
出会い系サイトの中には、仲介者の責任を棚に上げ、「紹介したらあとはお二人で自由にやって下さい」と堂々と掲げているサイトもあるくらいです。
そのような出会い系サイトでは、フリーメールや秘書箱形式でメール交換が成立したら、その後の2人の関係に干渉しないわけですから、紹介した男女がどこまで進展したのかは全く分からない筈です。
つまり、メール交換が成立して、たった1度メールのやり取りをしただけで、その後音信不通になってしまった「お互いの顔さえ見たことのないカップル」でも「交際した」数字に入っているわけで、交際率を計算する時の分子の数に含まれていることになります。
でも、
スタッフが、登録会員同士のメールのやり取りを覗き見すれば交際しているかどうか分かるのでは?
と思われる方がいらっしゃるかも知れませんが、その様な行為は電気通信事業法に抵触する可能性がありますので、ケースによっては犯罪行為ですし、そもそもサイト運営者が登録会員のメール内容を覗き見してまで正確な交際率を求めようとすること自体が非現実的です。
これは、お見合いサイトや結婚相談所にも言えることで、そもそも何をもって「交際」したのかが分からなければ、交際率の数字自体には何の意味を成さないのです。
そして、テレビドラマでも「俺たち付き合ってるの?」なんて台詞があるように、そもそも「交際」の定義自体が無いわけですから、結論として「交際率」の数字には全く何の意味も無く、所詮同業他社と競い合う宣伝広告に過ぎないいい加減な数字なのです。
- 高い交際率が掲げられているサイトに目を奪われて登録して、
- 合計100人紹介されて、
- 100人のお相手とそれぞれ1度づつメール交換して、
- 100人全員と1度メール交換して終わり終わりだったら、
あなたの交際率はそのサイトでは100%と認識されるのかも知れませんが、あなたはそれで満足しますか?
勿論、交際の始まりはたった1度のメール交換やお見合いから始まるわけですから、交際率の定義が掲げられているしっかりした出会い系サイト・お見合いサイト・結婚相談所であれば、交際率が高かければ高いほど、あくまでも確率統計論的には、交際持続の可能性も高くなりますが、交際率の計算方法を明示しているサイトは皆無です。
皆様なりに、
- 交際率の定義が掲載されていないのに、
- ただ単に高い数字の交際率をホームページ上で大々的に掲げているサイトは、
- 高い交際率を掲げて集客しなければならない程会員獲得に困っているわけで、
- つまり登録会員数が少なく、
- そんなサイトの交際率がどうして高いの?
という堂々巡りの疑問について考えてみて下さいね。
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